トンネル内にブタ、ブタ、ブタ---警官とドライバーが右往左往

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15日午前、東京都品川区東八潮の首都高速湾岸線西行きの東京港トンネル内で、食肉加工センターに向かうためブタ34匹を載せていた大型トラックが渋滞中の車列に追突するという事故が起きた。この事故でブタ9匹が荷台から落下。後続のクルマを直撃した。

警視庁・高速隊の調べによると、事故が起きたのは15日の午前10時ごろだという。首都高速湾岸線西行きの東京港トンネル内で、渋滞のため止まっていたクルマの列に後方から走ってきた大型トラックが追突。合計7台が関連する多重衝突事故となった。

事故を起こしたトラックには、食肉加工センターに向かうためにブタ34匹が積まれていたが、このうち9匹が衝突の弾みで荷台から落下した。1匹あたりの重さは100−120kg。6匹は後続車にはねられるなどして死んだが、3匹はトンネル内をしばらくウロウロ。慌てた後続車が急ブレーキを使う場面もあり、警察は二次災害の危険性が高いとしてトンネルを一時閉鎖。通行止めにした上で3匹の捕獲に急いだ。15分ほどで確保されたが、しばらくの間は警察官や、やることを無くしてブタ追いに参加したドライバーがトンネル内を右往左往したという。

事故の原因はブタを積載した大型トラックのドライバーが前方をよく見ていなかったことが原因として、道路交通法違反(前方不注意)で検挙し、当時の詳しい事情を聞いている。

《石田真一》

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