ETCの普及は遅々として進まないが、ETCに関する知識はある程度ドライバーに広まっているように思われる。それでもまだETCを搭載しないクルマがETC専用レーンに進入してしまうなど、完璧な告知ではないようだ。となると、日々増えている外国人ドライバーへのETCの告知はいっそう不充分ということになる。
先日、記者がETCレーンに進入しようとしたところ、前のクルマがいきなりバックを始め、隣の一般レーンに入っていたシーンに出くわした。ドライバーや同乗者は明かに外国人だった。このドライバーはETC搭載車でもないのに専用レーンに進入したこと、バック禁止にも係わらずバックしたという二つのミスをしたことになる。
SAではトイレにまでETCの利用方法を解説するポスターが貼られているなど、色々と利用方法について宣伝されているが、英語で書かれているポスターなどはないように思える。外国人ドライバーが増えている今、外国人向けのETC利用方法ポスター等を作成するべきだ。
ETCを統括するORSEのホームページは英語版がある。SAのポスターなどによる告知は日本道路公団の管轄だが、「どのターゲットをまず対象にすべきか」(広報)とのことで、英語版ポスターはまだ作成されていないという。なおORSEによれば、ETC装備のレンタカーで、8カ国語の取扱い説明書が用意された例があるそうだ。
ちなみに、そのクルマがバックした後に専用レーンに進入したが、記者のクルマは何事もなく通過することができた。
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