「和歌山の道路には悪魔のような黒いバイクが出現する」は本当だった!?

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和歌山県警は8日、4月27日から5月6日までのゴールデンウィーク期間中に58人の暴走族メンバーを検挙していたことを明らかにした。昨年の同時期に比べて23人の増加となったが、新たに導入した黒バイ(覆面バイク)が効果を発揮したとしている。

暴走族への取り締まりは今年4月に県警内へ設置された「暴走族対策室」が中心となり、行われた。昨年までは走行に危険が生じるとして、夜間の白バイ使用を禁止していたが、今年からはそれを撤回して解禁。姿は普通のバイクと全く変わらないという「黒バイ(覆面車両)」も活用した。暴走族の取り締まりだけで、1日あたり100人前後の警察官が出動したという。

市民からの「暴走族がうるさい」という通報は昨年の43件から大幅に減少し、今年は18件の通報が入るのみだった。実際の活動回数も減少していたことが確認されている。しかし、その一方で暴走族メンバーの検挙者数は逆に増加しており、昨年の同時期より23人も多い58人を道路交通法違反などの容疑で検挙している。

新たに導入した黒バイの効果は絶大で、普通のバイクと思って油断していたら検挙…ということも実際にあったとか。

《石田真一》

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