新型『フォレスター』では、発表と同時にSTiのパーツがカタログに並んでいる。足回りのパーツを中心に、機能部品が10点ほど取り揃えられた。
これらのパーツでSTi仕様を仕立てることはできるが、いわゆるメーカーチューンの「STiバージョン」は存在するのだろうか。「いまのところノーコメントです」と、車両研究実験統括部の長野永主任は含みのある笑顔で応える。
旧型フォレスターにしろ、『インプレッサ』にしろ、「STiバージョン」が発表されるのはモデル発表からしばらく経ってからのことだった。新型フォレスターについても、すでにSTi製パーツが用意されているところからすると、準備は始まっているものと思われる。
しかし厳しい緘口令が敷かれているのか、スバル関係者は口をそろえて「ノーコメント」であった。