富士重工業(スバル)は15日、2002年の販売・生産計画を公表した。世界販売台数は前年比1.6%増の58万台と微増を見込んでいる。『フォレスター』をフルモデルチェンジして各市場に投入、微増ながら成長戦略を描いている。
販売計画の内訳は、国内が同0.9%減の28万7000台の見通し。登録車はフォレスターを2月にフルモデルチェンジしたり、『レガシィ』に水平対向6気筒エンジン搭載モデルを追加するため、同8.1%増の12万5000台と大幅プラスを目指す。しかし、軽自動車が三菱、ダイハツ、スズキ、ホンダと全社が新型を投入しているにもかかわらず、新型が無く、『プレオ』がモデル末期なことから、同6.9%減の16万2000台とマイナスを見込んでいる。
海外市場は、北米に投入するピックアップ・クロスオーバー『バハ』などが好調に推移する見通しで、同4.2%増の29万3000台の見通し。
生産計画は同0.4%増の57万1000台とほぼ横ばい。