実に約1年ぶりの表彰台の頂点に、ミカ・ハッキネンは嬉しさを爆発させた。「本当にいい気分だよ。今シーズン、チームは多くのトラブルを抱えていただけに、勝てて嬉しい。特に僕はイギリスのチームでドライブしているわけだから、シルバーストーンのイギリスの観衆の前で勝つことができたからね。いいショーができた」
「この勝利が僕にとってどれだけ重要なものか100％説明するのは難しい。僕はずっとカナダGPで勝ちたいと願ってきたけど、それはおととし実現した。シルバーストーンもカナダと同じく僕にとって特別なグランプリ。それが今日やっと実現した。これは僕のキャリアに欠けていたもの。フォーミュラ3では何度か経験があるけど、F1では初めてだからね」と15戦ぶりとなる勝利の喜びを語った。
速さが戻ってきた理由については「グランプリ前にここでいいテストができた。マシンのバランスも良かったし、タイヤも僕のドライビングスタイルに合っていた。コーナーを攻めることができたし、アンダーステアもそれほどなかったから、コーナーでは好きなラインを選ぶことができたんだ」と説明している。
