ブラジルGPでかのミハエル・シューマッハ(フェラーリ)をオーバーテイクして以来一気に注目を集め、スペインで初表彰台にも登り評価も急上昇しているウィリアムズのフアン・モントーヤ。盛り上がるマスコミに対して、デイビッド・クルサード(ウィリアムズ)はもっとシビアな見方をしている。
「彼はF1でのテスト経験も豊富だし、ヨーロッパのサーキットにも慣れている。アメリカに行く前にそれだけのことをしているわけだ。だから、マスコミはセンセーショナルに扱いすぎると思うよ」
「確かに彼は速いし、精神的にもタフで、近い将来レースに勝つことができるだろう。でもチームメイトのラルフだって同じぐらい才能のあるドライバーだ」とクルサード。しかしウィリアムズの躍進についてはかなり心配なようで警戒心を強めていた。