研究開発コストを抑え、また生産効率の向上のため、エンジン、ギアボックス、リアアクスル、そしてエアサスペンションなど、次期『928』(仮称)は多くのパーツが来年リリースされる『カイエン』SUVと同じものを使用する計画である。
カイエンの4.5リットルV8エンジンはスーパーチャージャーなしで340PS、ツインターボチャージャー付きで450PSを発生するが、次期928がライバルと差をつけるにはこれでは物足りない。しかしポルシェの技術を用いればアップグレードもそう困難ではない。
新型車はカイエンが作られるのと同じ工場(現在ライプチヒで建設中)で生産が行われる予定だが、これも経費削減の鍵となるだろう。このポルシェ4つめのモデルに採用されるデザインは、今年の暮れにもその最終決定が下される。量産化が決定すれば2005年にはその姿を現すことだろう。