第2ホール奥に進むと、イヤでも目を引くのが、ゼロスポーツの電気自動車、『ゼロEVフォーミュラ』だろう。電気自動車というと、環境に優しいけど性能はショボショボというイメージがあるが、ゼロEVフォーミュラは電気自動車に対するそんな先入観を吹き飛ばしてしまう。
FJ1600のシャーシを樹脂で覆った、もろレーシングカーという成り立ち。性能的にもブッ飛んでいて、昨年12月4日には富士スピードウェイで最高速度276.6km/hを記録した。81.8kwのモーターを2基搭載し、最大電流は1200アンペア。家庭用電源ではブレーカーが即ダウンするほどのパワーで、電気スポーツカーの可能性をアピールする。これほどの性能の実験車両をたった1000万円で作り上げたというから、2度驚きだ。