5万円が底値か!? ヤマハ“電アシ”エンジニアが激白

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ヤマハは、電動アシスト自転車『PAS』の2001年モデル「パススマイル」を2月15日から発売する。価格は量販仕様で6万9800円。同社は価格に相当自信を持っているらしく、2001年は前年2.8倍の17万台を国内で販売する計画という。今春からゴクミこと、後藤久美子を起用したテレビCFも大量に放映し、販売攻勢をかける。

急速に低価格・高機能化が進む2次電池を使っているだけに、さらに低価格化を期待したいところだが、発表試乗会に詰めていたエンジニアは「この価格でほぼ限界では」と話す。「これ以上価格を下げると、普通の自転車と価格的に競合してしまう」という。それなら、バッテリーを現在のニッカドからニッケル水素などに変えてパワーアップする余地があるのでは、と聞くと「ニッケル水素は自転車に使うにはコストが高い。やはり市場価格を考えないと」と切り返された。

「皆さん、ニッカド電池は古いような言い方をされますが、ニッカドは安くて丈夫(温度依存性が低い)なんです。しかも、現在の航続距離(約40km、ヤマハ試験値)で特に不満もないと思われます」とのこと。一般的には5万円を切らないと爆発的な普及は難しいのでは、と思われるが、エンジニア氏は「今の価格が底です。これから待っていてもあまり下がりませんよ」と断言していた。電アシチャリは今が“買い”か!?

《編集部》

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