モナコGPのパドックにリカルド・ゾンタ解雇の噂が流れた。精彩を欠いたパフォーマンスに今シーズンかぎりでBARを解雇される可能性が高いという。リカルド・ゾンタは1999年にF1に参戦しこれまでの獲得ポイントはわずかに1点。チームメイトであるジャック・ヴィルヌーヴの奮闘ぶりにすっかり影が薄くなってしまった。
そこに浮上したのはペドロ・デ・ラ・ロサの名前。スペイン人のデ・ラ・ロサにはアロウズのスポンサーであるレプソルが付いている上に、最近はニュルブルクリンクでポイントをゲットするなど評価も上がってきている。スポンサーであるテレグローブがF1を撤退すると見られているためにスポンサーつきのデ・ラ・ロサはBARにとってはうってつけ?
一方のヴィルヌーヴはチームの説得を受け、もう1年だけBAR・ホンダに留まり、オール・ルノーとして完全復帰する2002年に現ベネトンに移籍するのではと見られている。もっとも我々日本人のF1にはちょっと複雑な気分の噂であることは確か。どうせなら高木虎之助や、新世代の日本人ドライバーの名前を聞きたいものだが……。