アメリカ政府は近々高速交通安全協会(NHTSA)が行うエアバッグの安全テストに25マイル/hの低速実験を追加することを発表した。
これはアメリカ国内で最近、低速での衝突時にエアバッグが開き、子供がそのエアバッグに直撃されて志望する、という事故が何件か報告されたことを受けて決定されたもの。NHTSAでは、1997年に30マイル/h(約50キロkm/h)以下でのエアバッグテストを要求の項目から除外した。しかし、低速での事故ではむしろエアバッグそのものが凶器となる可能性が指摘され、子どもと女性のダミーを含めた低速でのエアバッグテストの必要性は消費者グループなどから強く指摘されてきた。
新しいテストでは6歳くらいを想定した子供と、身長の低い女性を想定したダミーを同乗させ、25マイル/hでの衝突実験が義務化されることになり、エアバッグのいっそうの安全性が求められることになる。