プジョー・シトロエン・ジャポンは、『DS4』および『DS4クロスバック』にクリーンディーゼルエンジン「BlueHDi」搭載モデルを設定し、7月12日より発売する。
プジョー・シトロエン・ジャポンは7月12日、クリーンディーゼルエンジン搭載車14モデルを半年間で日本市場に投入する計画を明らかにした。
プジョー・シトロエン・ジャポンは7月12日、クリーンディーゼルエンジン搭載車をプジョー、シトロエン、DSの各ブランドに初めて設定し発売した。
シトロエンからDSブランドへと独立し、新しいDSフェースを与えられたDSシリーズのフラッグシップが『DS 5』。最初にズバリ言っておくと、シリーズ中「DSらしさ」をもっともアピールするのがこのDS 5だ。
2014年にシトロエンから独立し、新たにプレミアムブランドとしてスタートを切った「DS」。その中核モデルの『DS 4』は2011年のデビュー当時、「世界でもっとも美しいクルマ」に選定されたグッド・ルッキング・カーの1台だ。
シトロエンDSは歴史に残る名車であり、かつてフランス大統領専用車でもあった。
試乗車はシリーズ最強の1.6リットルターボ+6速MT搭載の“スポーツ シック”。17インチホイールがスゴ味を効かす外観は相変わらず個性があって、オットリとした見た目のシトロエン『C3』とそういえば兄弟車だった…と、事実関係を思い出すのに時間が要るほどだ。
標準の『DS 4』に対し全高が30mm高く、ロードクリアランスも+20mmの170mm。とはいえ乗り込む際も、乗り込んで運転席に収まってみても“目線が高くなった”実感はほとんどない。不思議なものである。
新型『DS5』の最大の変更点は、DSブランドの立ち上げに伴い“シトロエン”の名(とロゴ)が外されたこと。
独自の世界観を突っ走る『DS 5』。見るからに大柄なボディ。そして、キャビンがぐっと平たく押さえられたスタイル。さらにヘッドライトやグリルあたりにはスパイスのあるデザインラインが加えられ、マイウェイばく進中である。
標準車の『DS 4』に対し、最低地上高は20mm上がって170mm。けれど、全体的なボディサイズ、及びアイポイントは30mmプラスの、クロスバックである。走り出しは、ロードノイズが静か。車内への音の侵入が少なく、耳への負担がかなり小さい。
そもそも、このサイズのMTが楽しくないわけがない。全長3965mm。明らかに小さく、そして軽い。そこに1.6リットル+ターボエンジンが搭載されているのだから、そりゃもう走らせたら、体温が0.5度、心拍数が2割、血圧が3割上がるのである。計ったことないけれど。
下から上まで元気いっぱいに回る1.2リットル3気筒ターボエンジン。その痛快なまでレスポンスの良さを楽しませてくれたのが『DS 3』だ。今回、新生“DSシリーズ”共通のグリルとなり、同時にオープントップの「カブリオ」もラインナップ。
歴史を紐解くと、現行DSラインナップで最後に登場したのがこの『DS 5』。だから最新鋭かというと、実はそうでもなくて、そのシャシーベースは何とシトロエン『C4』。ハイドロ系のサスペンションをやめてしまったから足は至って普通である。
つい先日、旅の友として『MINI クーパー・コンバーチブル』に乗ったばかり。今回『DS 3 カブリオ』に乗って、改めてオープントップの快適さを体感したが、この市場のオープンカーは侮り難い性能を持っている。