
ピーター・ホルバリー氏が死去…ボルボを変えた男の偉大な足跡
ロータスカーズは7月1日、同社のデザイン担当Executive Vice-Presidentのピーター・ホルバリーが逝去したと発表した。同僚に会うため中国を訪問中に亡くなったとのことだが、死亡日や死因などの詳細は明らかにされていない。73歳だった。

【千葉匠の独断デザイン】N-ONEが“フルチェンジ”できなかったワケとは?
ホンダの新型『N-ONE』。インテリアがほぼ全面刷新なのに対して、エクステリアはフロントとリヤを変えただけのマイナーチェンジだ。なぜ変えなかったのか? いやいや、これは当然の帰結。なぜ私がそう考えるのかをお伝えするために、まずは昔話から始めたい。

【千葉匠の独断デザイン】『ホンダe』はホンダらしい? らしくない?
『ホンダe』のデザインが「ホンダらしい」としたら、それ以外の(日本ではホンダeとN-ONE以外の)ホンダ車は「らしくない」ということになってしまう。ホンダeはホンダ・ブランドにとって諸刃の刃なのだ。

「マツダ3」から始まる新世代車は「凛」を極めることができるか【千葉匠の独断デザイン】
もはや旧聞だが、ジュネーブショーでマツダが発表した『CX-30』。私にとって意外だったのは、この車名だけではない。あれ?もっと「凛」でくると思っていたのに…。

アウディのEV「e-tron」のグリルはなぜグレーになったのか?【千葉匠の独断デザイン】
「e-tronのグリルはなぜグレーになったのか?」。2年前のジュネーブで、アウディ・デザインを率いるマルク・リヒテが「e-tronはボディ共色のグリルにする」と語っていたからだ。

「ジムニー」に「N-VAN」、四角いクルマがなぜ妄想を掻き立てるのか【千葉匠の独断デザイン】
これでもかというほどボクシーなスタイルのクルマが、相次いで登場した。ホンダ『N-VAN』とスズキ『ジムニー』だ。見て、乗って、ワクワク感を抑えられない自分にちょっと驚く。

新型 クラウン は「2つのトラウマ」を乗り越えたのか…ベンツへの挑戦【千葉匠の独断デザイン】
1955年に始まったトヨタ『クラウン』の歴史には、デザイン視点で2つのトラウマがある。ひとつは「クジラ・クラウン」と揶揄された4代目(1971~74年)だ。

「ミラトコット」はファッション・トレンドを捉えているのか?【千葉匠の独断デザイン】
若い女性をメインターゲットとし、ファッション用語の「エフォートレス」をキーワードに開発したというダイハツ『ミラトコット』。調べるとエフォートレスは2014~15年頃にファッション・トレンドとして浮上したようだから、トコットの企画時期に重なる。

トヨタ スープラ 新型の発表が「レース仕様」だった理由を、デザインから考える
「新型スープラそのものを公開するのはまだ早い」との判断の下、GAZOO Racingの意向でレース仕様車を披露することになったという。

【千葉匠の独断デザイン】ロードスター のWCOTYダブル受賞に想う「良いデザイン」の在るべき姿
ニューヨークモーターショー16で、マツダのプレスカンファレンスはプレスデー2日目、3月24日の11時20分に始まった。『ロードスター』(現地名:MX-5)が「ワールドカーデザインオブザイヤー」と「ワールドカーオブザイヤー」をダブル受賞してから、およそ2時間後のことだ。

【千葉匠の独断デザイン】アウディ新デザイナーのリヒテ、伝統のブランドに何を見いだすか
2014年2月1日付けで、それまでVWブランドでエクステリアデザインの責任者を務めていたマーク・リヒテがアウディのデザインディレクターとなった。そのリヒテに、ジュネーブモーターショー15の会場でインタビュー。リヒテが目指すアウディデザインとは何か。

【千葉匠の独断デザイン】マツダのデザイン本部長に問う、『跳』の魂動表現
先日のジュネーブショーでマツダが披露した『跳=ハズミ』は、言うまでもなく、次世代『デミオ』を予告するコンセプトカーだ。量産モデルのデビューはまだ先だが、そのデザインを決めてからジュネーブに向けて『跳(HAZUMI)』を開発したことも言わずもがな。

【千葉匠の独断デザイン】日産 エクストレイルが3代目で“丸く”なった理由
9月のフランクフルト・ショーでワールドプレミアした日産の新型『エクストレイル』が、12月には日本でも発表される。

【千葉匠の独断デザイン】プジョー308、効率をデザインで語る
9月のフランクフルト・ショーでデビューした新型プジョー『308』。そのデザイン開発を指揮したのがジル・ヴィダルだ。96年にPSAに入社した彼は、シトロエンで実績を積んだ後、09年にプジョーのデザインディレクターに就任した。

【千葉匠の独断デザイン】ボルボV40に学ぶ、ファンタスティックなデザインの作り方
ボルボ『V40/V40クロスカントリー』の開発を、”ビークルラインディレクター”として統括したホーカン・エイブラハムソン。もちろんエンジニアだが、80年代にはデザイン部門に在籍し、デザイン提案の設計検証やデザイン開発の進捗管理に携わった経歴を持つ。