国内4輪車販売で快走を続けるホンダだが2002年後半からブレーキがかかりそうな雲行きになっている。『フィット』、『モビリオ』、『ザッツ』の新型スモールカーの相次ぐ投入で好調な販売を続けているわけだが、今後の新商品展開は期待薄のモデルばかりなのだ。
ホンダは8日、新型軽乗用車『That's』(ザッツ)の発売後1カ月の受注台数が1万台に達したことを明らかにした。月間販売目標の約1.6倍に当たるものだが、最近のホンダ車にしては控え目の数字…。
『That's』(ザッツ)の3分割グリルパーツは、東京モーターショーに『w・i・c』の名前で出品されたモデルでは一体になっていた。その他の相違点は、外見ではホイール、リアハッチガラスの上部など。
1550mmという「立体駐車場に入る高さ」を売りにしたクルマが数多く登場する中で、『That's』(ザッツ)の全高は1620mm。これは『ライフ』の1605mmよりも高い。That'sでは日常の使い勝手を重視し、「あえてこの高さ」にした。
『That's』(ザッツ)のフロントは、グリルからヘッドライトにかけて横方向に伸びたラインが特徴となっているが、この部分は実際にはホンダのHマークの左右で分割され、3つのパーツから構成されている。
1620mmという全高を持つ『That's』(ザッツ)だが、実際に目の当たりにするとその大きさはあまり感じられない。本田技術研究所デザインAスタジオの西端三郎さんは「そう感じていただければデザインが成功したということです」とうれしそうに語る。
ホンダは7日、新型軽自動車の『That's』(ザッツ)を本日発表、8日から発売する。「気取らない」「飾らない」「さり気ない」、モノ感覚のクルマだ。あ現在、消費者はデザインやイメージで商品を選ぶようになってきている。そういうユーザーがターゲットなのだ。
情報筋によると、ホンダは2月7日に発表発売する新型軽自動車の『ザッツ』の価格を決めた。NA3速ATのベーシックタイプが103万4000円でターボは116万9000円、4WDは12万円高。
ホンダが2月7日に発売する新型の軽自動車の名称が決まった。車名は『that's』(ザッツ)。当初予定されていた『ウイック』では無くて、ザット・イズの略ザッツの名称で販売する。