若者は資格をどう見ているのか?アンケートから見えた10代・20代の進路選択のリアル

10代・20代の資格に関する意識をアンケートで調査~「関心はあるのに行動できない」意識と実行のギャップの実態が明らかに



2026年2月に関東工業自動車大学校では、10代・20代を対象に、資格取得に関する意識調査を行いました。本調査では、若年層が資格についてどのような意識を持ち、どのような分野に関心があるのか、そして国家資格や自動車整備士という職業に対してどのような認識を抱いているかを明らかにしています。以下、主要な調査結果をご報告いたします。
https://kanto-koudai.com/blog/ev-ai-mechanic-career-insights/
将来のために「資格」についてどう考えているか?
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若年層にとって資格は「無関心なテーマ」ではなく、将来を考える際に一度は意識にのぼるものとなっています。取得意向層は一定数存在し、資格の価値・必要性は広く共有されています。
しかし、関心が行動に直結していないのも事実であり、意識と実行のあいだにギャップが生じています。これは資格への評価が低いからではなく、「今すぐ取得すべき理由」や「自分にとっての具体的な意味」が曖昧なまま検討段階で止まっているためと考えられます。
若年層への訴求には、価値の発信以上に「なぜ今、自分に必要か」を具体的に結びつける設計が重要です。
どんな資格に関心があるか?
若年層の資格への関心は、特定職業に直結する専門資格よりも、幅広い仕事に応用できるジャンルに集中しています。IT・デジタル系への高い関心はその象徴であり、「どの仕事に就いても無駄にならない」という汎用性の感覚が背景にあります。
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一方、医療・福祉や自動車・機械などは社会的に重要な分野ながら、進路が固定されるイメージから「選択肢を狭めてしまいそう」という心理的ハードルが働きやすい構造です。
関心の高低は分野の重要性よりも「汎用的に使えるか」という感覚によって左右されており、若年層がキャリアを柔軟に保ちたい意識が反映されています。専門職系資格を選択肢として浮上させるには、専門性を"縛り"ではなく"強み"として示す具体的なキャリア像の提示が重要です。
国家資格について
若年層は国家資格のある仕事に対して総じて好意的な印象を持っており、「魅力を感じる」層が大勢を占めています。国家資格が付加価値として機能していることはデータからも裏付けられています。
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しかし、この魅力的という評価が進路選択や行動に直結しているわけではありません。「難しそう」というイメージも同時に存在しており、評価の高さと挑戦のハードルがセットになっている構造です。つまり「良さそう」とは思われていても、「自分が目指す姿」までは想像されていない可能性があります。

このズレは仕事の魅力が伝わっていないのではなく、到達までのプロセスが具体化されていないことが原因です。国家資格のある仕事を憧れで終わらせず進路の選択肢として検討してもらうには、仕事の魅力と現実的な道筋をセットで提示することが重要です。
自動車整備士は身近な仕事でも、「国家資格」という前提は十分に知られていない
自動車整備士という職業自体は若年層にとって身近に感じられている一方、その仕事に国家資格が必要という事実は十分に共有されていません。「どんな仕事か」はイメージできても、裏側にある制度や専門性までは認識が及んでいない構造です。
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この認知のズレは職業の価値が正しく伝わっていないことを意味し、資格制度が知られていないと「技術職・現場仕事」という表層的なイメージに留まりやすくなります。結果として、専門職としての認識が弱まり、進路の選択肢として検討されにくくなります。
自動車整備士を専門性のあるキャリアとして位置づけるには、仕事内容の説明だけでなく「資格制度によって支えられている職業である」という前提情報をより分かりやすく発信することが必要です。

資格は"取りやすさ"よりも、「仕事につながるか」で選ばれている
若年層が資格を選ぶ際に最も重視しているのは、「取りやすさ」ではなく「仕事につながるかどうか」です。資格は「学びの証」というより「将来に効く手段」として捉えられており、「就職・転職への有利さ」「将来の収入・安定」が重視されています。
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若年層は「将来のキャリアにどう効くのか」を実用性ベースで判断しています。このことは、資格の訴求において「取りやすさ」よりも「取った先に何があるか」を明示することの重要性を示しています。資格取得後の具体的なキャリアパスや収入イメージを提示することが、若年層の行動を促す鍵となります。

調査結果まとめ
本調査から、若年層にとって「資格」は無関心なテーマではなく、将来を考える際に一度は意識にのぼるものであることが明らかになりました。資格の価値・必要性は広く共有されている一方、「なぜ今、自分に必要か」という具体的な動機が曖昧なまま留まっており、関心が行動に直結しにくい構造が浮かび上がっています。
関心の高い資格ジャンルはIT・デジタル系を筆頭に「汎用的に使えるか」という基準で選ばれており、若年層がキャリアの選択肢を広く保ちたいという意識が反映されています。国家資格には総じて好意的な印象を持ちながらも、「難しそう」というイメージが心理的ハードルとなり、憧れが進路選択へ結びつきにくい実態があります。
自動車整備士については、職業の認知度は高い一方で「国家資格が必要な仕事である」という前提が十分に知られておらず、専門職としての認識が薄い現状があります。また、資格選択においては「取りやすさ」よりも「仕事につながるか」が重視されており、資格取得後のキャリアパスや収入イメージを具体的に示すことが、若年層の行動を促す上で最も重要なアプローチであることが示唆されます。

アンケート結果全体を見る場合はこちらから
詳細記事: https://kanto-koudai.com/blog/youth-views-on-qualifications/

プレスリリース提供:PR TIMES