石井昌道|モータージャーナリスト 自動車専門誌の編集部員を経てモータージャーナリストに。国産車、輸入車、それぞれをメインとする雑誌の編集に携わってきたため知識は幅広く、現在もジャンルを問わない執筆活動を展開。また、ワンメイクレースなどモータースポーツへの参戦も豊富。ドライビングテクニックとともに、クルマの楽しさを学んできた。最近ではメディアの仕事のかたわら、エコドライブの研究、および一般ドライバーへ広く普及させるため精力的に活動中。
台風が東から西へ向かうなど、誰もが異常気象を実感するようになった昨今。冬道のことを考えても、あり得ない時期、場所で雪に見舞われたり、降雪地帯なのに暖冬でドライ路面を走る機会が多かったりもする。
世界でもっとも売れているプラグイン・ハイブリッドカー、『アウトランダーPHEV』が大幅改良を受けて進化した。心臓部であるPHEVシステムは約9割を刷新。エンジンは排気量を拡大し、バッテリーは容量・出力ともにアップ。モーターやジェネレーターも改良されている。
ターボがなくなってしまったのは残念ではあるが、2.5L NAは従来の2.0L NAに比べればトルクが充実していて頼もしい。eBOXERのモーターはたった10kWだが、低回転域では2.0L NAのトルクの細さを補っていることを実感できる。
ブリッドが発売している「STREAMS(ストリームス)」シリーズは、まさにロングドライブでの疲労度軽減に注目し、運転時の身体の負担を軽減するべく開発されたモデルだ。今回は最新作、新しい表皮素材を採用した「タフレザー」のモデルをトヨタ『C-HR』に装着して試乗した。
発売当初はサイズが大きめなこともあってMINIの中の異端児的に見られていた『クロスオーバー』だが、日本での販売は1、2位を争うほどの人気になった。MINIは好きだけれど3ドアでは不足という人にとってはかっこうのターゲットになったのだ。
新型プリウスにグッドイヤーの「エフィシエントグリップ・パフォーマンス」を装着して試乗。高速道路や市街地などをドライブした。
新型『プリウス』は燃費重視のハイブリッドカーだという以前に、いいクルマに仕上がっていた。
日本導入も間近にせまっている新型MINI『クラブマン』に一足先にヨーロッパで試乗してきた。先代モデルは3ドアハッチバックをベースにホイールベースと全長を少し伸ばし、右側には逆に開く後ドア、観音開きのバックドアを採用したユニークなモデルだった。
ここ数年で軽自動車の走りの性能は飛躍的に高まっている。一世代前のモデルはコミューターとしては過不足ないものの、週末に遠くまで遊びに行くとなると、少々負担がかかるのも事実だった。ところが最新モデルは走りの性能が高まっているため、その点もだいぶ進化している。
ジャガーのデザインがクラシックからモダンに切り替わったのはこの『XF』から。インテリアもウッドやレザーを強調するのではなく、メタルやスウェードなどでクールに決め、メーターなどの光は珍しい水色を使う。
フロントエンジン前輪駆動というユニークなレーシングカー『NISSAN GT-R LM NISMO』は、タイヤも当然のことながら特異なものとなる。同車へタイヤを供給するミシュランのレーシング・テクニカル・ディレクター、ニコラ・グベール氏に、ルマン決勝中に話を聞いた。
フロントエンジン前輪駆動という独自のマシン『NISSAN GT-R LM NISMO』でルマン24時間耐久レースへチャレンジする日産。開発は1年ほど前から始め、シェイクダウンは昨年11月。その後、アメリカでの3日間の公式テストを行った。
原点回帰が焦点の一つとなっていた4代目のND型『ロードスター』。従来のNC型は、初代NA型からみれば大きく重くなり、エンジンも2.0リットルまで排気量アップされていた。
1964年に登場するやいなや大ヒットし、「スペシャリティカー」というジャンルを開拓したフォード『マスタング』。現在でもアメリカを代表するスペシャリティカーであることに変わりはないが、従来は北米に置いていた軸足を世界に向けることになった。
『Cクラス』はアルミニウム・ハイブリッド・ボディ、エアサスペンション、安全装備など、まさにクラスを超えた技術を投入。