天然素材のPPファイバー「PLASTRON」はマイナスオフセットが強み…高機能素材Week 2022

高機能素材Week 2022:ポリプラスチック(ダイセルグループ)
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ポリプラスチック高機能素材Week 2022に展示していた「PLASTRON」は、ガラス繊維などを長繊維の状態で埋め込んだエンジニアリングプラスチックだ。プラスチックだが高い剛性と耐衝撃性を備える。展示してあった新製品は長繊維セルロースで強化されたPPのサンプルだ。。

長繊維セルロースで強化されたPLASTRONは、PPファイバーに近い特性をもちながら天然素材由来が強みだ。セルロースは植物や木材から抽出することができる。木は天然素材であり、焼却や廃棄の環境負荷が少ない。もとが植物なので、焼却処分ができるというのも利点だ。燃やしても排出されるCO2はカウントされない。昨今のカーボンニュートラル対策、ゼロエミッション工場にとっては重要だ。製品としてセルロースが使われていることで、カーボンオフセットがマイナスとなり、クレジットを増やすことができる。


《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

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