トヨタ紡織、スズキ・ダイハツ・マツダ向け自動車用シート骨格機構部品の商権を取得

トヨタ紡織アイシンシロキ工業の3社は、トヨタ紡織の自動車用シート事業の競争力強化を目的に、シロキ工業のスズキ、ダイハツ、マツダ向け自動車用シート骨格機構部品の商権を、トヨタ紡織が取得することに合意した。

生産機能については、アイシングループのシート骨格機構部品の国内主要生産拠点である、シロキ工業の名古屋工場(愛知県豊田市)を、トヨタ紡織に移管する方向で検討している。

トヨタ紡織は、内装システムサプライヤーとしてのプレゼンス向上のため、2015年からトヨタ自動車向けシート骨格機構部品の開発・生産機能の同社への移管を順次進めてきた。今回の合意により、トヨタ自動車以外の顧客への営業・開発・生産機能を順次移管し、競争力強化を進め、インテリアスペースクリエーターとして新たな企業価値を創造できる車室空間のソリューションカンパニーを目指していく。

またアイシンは、自動車業界の大変革に対応した事業構造のフルモデルチェンジを目指している。車体事業ではリソーセスを集中投入し、パワースライドドア等を中心とするシステム商品を開発、シロキ工業はものづくりの力を生かし、新商品をスピーディに提供する体制で市場拡大を目指していく。

《纐纈敏也@DAYS》

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