スズキ、2Qは部品供給不足による減産で減収減益 2021年4-9月期決算

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スズキは11月11日、2021年4~9月期(第2四半期累計)の連結決算を発表。大幅な増収・増益となったが、2Q(第2四半期)は部品供給不足による減産で減収減益となった。

前年同期がコロナ影響により大幅に業績が悪化したこともあり、売上高は前年同期比31.8%増の1兆6736億円、営業利益は同32.3%増の991億円、経常利益は同54.2%増の1482億円、純利益は同85.0%増の1005億円と、増収増益となった。しかし、前々年同期との比較では売上高が4.7%減、営業利益は16.5%減。7~9月期の部品供給不足に伴う減産等が影響し、コロナ禍前のレベルまでには戻っていない。

四輪車事業は減産影響や原材料価格高騰等により、売上高が前年同期比3.5%減の7398億円、営業利益は同47.9%減の360億円となった。二輪事業は、新型『ハヤブサ』の投入効果や事業体質改善の進捗等により、売上高は同13.6%増の615億円、営業利益は25億円と黒字化。マリン事業は、北米での船外機の販売が引き続き堅調に推移しており、売上高は同12.6%増の239億円、営業利益は同30.5%増の54億円となった。

通期業績予想については、半導体を含む部品供給不足による生産への影響は未だ不透明な状況にあり、売上高は3兆2000億円(前回予測比-2000億円)に下方修正。各利益項目は、営業利益1700億円、経常利益2200億円、純利益1500億円とした前回予測を据え置いた。

《纐纈敏也@DAYS》

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