シャッターチャンスはわずか5秒…新車スパイカメラマンの過酷な現場に密着

スパイカメラマン リポート
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スクープサイト、Spyder7に日々送られてくる新車スパイショットだが、月平均で40車種以上のプロトタイプが編集部に届く。何気なく目にするスパイショットだが、その裏にある過酷なスパイカメラマンの努力を忘れてはならない。

スパイ写真ビジネスは非常にエキサイティングだ。素早く運転し、素早く反応し、ハンドブレーキをかけ、適切なタイミングで車から飛び出し、わずか数秒で適切な位置を見つけ、シャッターボタンを押しまくる必要があるのだ。

しかし、時には退屈な日もあるようだ。彼は愛車、四輪駆動のシュコダ『イエティ』に何時間も座り3つの道路を確認している。フロントガラス、左右の窓から両眼を上に向け、焦点を合わせ、400メートル先のプロトタイプを確認する。しかし、獲物はやって来ない。ひどい場合は、日の出から日没までこの時間を過ごすのだ。

追いかけている特定の車がない、とある日にはVWグループの冬季テスト基地にある正門から、数百メートル離れたT字交差点に隠れていた。ここでは多くの獲物を見ることができ、その日はゴルフR、アウディA3、ベントレー コンチネンタルGTなどの撮影に成功したという。

彼には大きな武器が2つあるという。一つは忍耐力、もう一つは巨大な雪堤の後ろにある巧妙な隠れ場所だ。適切な瞬間に飛び出し、狙ったプロトタイプをめがけてシャツターを切る。限られた時間はわずか5秒。機関銃のように聞こえるキャノンで毎秒10枚、50発の弾丸で終わる。捉えた獲物はアウディ RS3新型プロトタイプだった。

コロナウィルスが世界に蔓延しているが、摂氏マイナス40度に達することもある厳冬のスカンジナビアで、スパイカメラマンは今日も活動している。

《Spyder7 編集部》

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