JR北海道と東京急行電鉄(東急)は8月22日、北海道内で2020年の運行を予定している観光列車『THE ROYAL EXPRESS ~HOKKAIDO CRUSE TRAIN~』の概要を明らかにした。
使用される東急の『THE ROYAL EXPRESS』は、2017年7月にデビューした8両編成の豪華観光列車で、通常は横浜駅(横浜市西区)と伊豆急下田駅(静岡県下田市)間で運行されている。
北海道内での運行は今年2月に発表されており、「2020年5~8月の間のいずれか1か月で週4日程度を札幌~道東エリアで運行」とされていたが、今回の発表では、2020年8月に札幌発着で十勝・知床・富良野の各エリアを周遊する3泊4日のツアーで運行するとされている。
ツアーのなかで実際に『THE ROYAL EXPRESS』に乗車する区間は、1日目が札幌~池田間、2日目が釧路~知床斜里間、3日目が知床斜里~旭川間(一部バスなどを利用)、4日目が旭川~札幌間で、ツアーは4回催行される予定。
なお、『THE ROYAL EXPRESS』は直流専用電車のため、交流区間や非電化区間のみのJR北海道エリアで走行する際は、JR北海道のディーゼル機関車が牽引。車内へのサービス電源供給用に、機関車と『THE ROYAL EXPRESS』の間に電源車が連結される。
この電源車は、7月に東急がJR東日本から譲り受けたマニ50形(マニ50 2186)で、かつてJR東日本のジョイフルトレイン「リゾートエクスプレスゆう」で使用されていたものだった。
ツアーの発売は2020年2月を予定しており、旅行代金は後日発表される。