フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は2月22日、2018年通期(1~12月)の決算を発表した。
同社の発表によると、アウディやセアト、シュコダなどを含めたグループ全体の総売上高は、2358億4900万ユーロ(約29兆6130億円)。前年の2295億5000万ユーロに対して、2.7%増加した。
また、2018年通期の純利益は、118億2700万ユーロ(約1兆4850億円)。前年の111億7900万ユーロに対して、5.8%増と増益を維持した。
2018年通期も増益となったのは、堅調な新車販売による部分が大きい。2018年の世界新車販売は過去最高の1083万4000台と、ルノー日産三菱アライアンスやトヨタを上回り、3年連続で世界一に。前年比は0.9%増と、3年連続で前年実績を上回った。単一国としては最大市場の中国が、前年比0.5%増の420万7100台と3年連続で増加した。欧州も前年比1.2%増の438万0700台と、増加傾向にある。
フォルクスワーゲングループ取締役会のヘルベルト・ディース会長は、「主要市場における逆風は、2019年にはさらに強まると予想される。2019年は新型車を発売し、電動車攻勢を強化していく」と述べている。