デンソーは2月1日、2018年4~12月期(第3四半期累計)の連結決算を発表。通期連結業績予想を下方修正すると発表した。
第3四半期累計の売上収益は、グローバルな車両生産の増加や拡販、デンソーテンの子会社化などがにより、前年同期比7.6%増の3兆980億円と増収になった。
しかし営業利益は、将来の成長領域への投資の加速や、前年度に発生した一過性の収益がなくなったことによる影響、前年度との費用回収タイミングのずれ等により、同22.6%減の2435億円で減益となった。税引前利益は同21.9%減の2762億円、四半期利益は同23.6%減の1920億円となった。
通期連結業績予想については、市場の減速と素材価格の高騰を踏まえ、下方修正。売上高を5兆3700億円(前回予想比-300億円)、営業利益を3800億円(同-130億円)、税引前利益を4150億円(同-150億円)、当期利益を2950億円(同-100億円)とした。