VWが新車販売をデジタル化、欧州で2020年から…世界展開も計画

フォルクスワーゲンが2020年から欧州で導入予定のデジタルディーラーのイメージ
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フォルクスワーゲン(Volkswagen)は10月16日、2020年4月から欧州での新車販売をデジタル化すると発表した。

新車販売のデジタル化は、自動車の販売だけでなく、24時間体制で顧客にシームレスなサポートを提供するのが目的。フォルクスワーゲンは顧客IDに基づいて、個々のサービスを提供。将来的には、毎年世界の500万人の顧客に、この新たなモビリティの世界を体験してもらうことを目指す。

フォルクスワーゲンは新車購入、ファイナンス、支払い、中古車取引など、購買プロセス全体を処理する共同インターネットプラットフォームを開発する予定。顧客は、ラインナップ全体からお気に入りの車両を選択し、オンラインで選択したディーラーで車の購入を完了することができるようになる。

また、購入した車両は、携帯電話ネットワークを介した無線によるソフトウェア更新によって、最新の状態に保たれる。メンテナンス予測アプリを導入して、サービス入庫の際の利便性も追求。さらに顧客は、「We Park」、「We Deliver」、「We Connect」など、「Volkswagen We」のデジタルサービスにアクセスすることもできる。将来は、カーシェアリングサービス「We Share」も提供していく。

フォルクスワーゲンは新車販売のデジタル化によって、自動車の購入システムを変える方針。初めての直接販売も視野に入れている、としている。

《森脇稔》

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