東洋ゴムが「TOYO TIRE」に社名変更

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東洋ゴム清水社長(東京オートサロン2018)
  • 東洋ゴム清水社長(東京オートサロン2018)
  • 東洋ゴム ナノエナジー3 プラス(参考画像)

東洋ゴム工業は、2019年1月1日付で、社名(商号)を「TOYO TIRE」に変更すると発表した。モビリティ分野をビジネスの中核として据えるためとしている。

3月29日開催予定の第102回定時株主総会で定款を変更の承認を受けて社名を変更する。

東洋ゴム工業は第二次世界大戦の終戦直前、1945年8月1日に創立した。当時、ゴム工業製品を手掛けていた東洋ゴム化工、平野護謨製造所という2つの会社が大空襲で主力工場が壊滅的な被害を受けたが、両社が手を携えて合併の道を選び、「東洋ゴム工業」として再起した。

2015年に免震ゴムなどで不正が発覚したのを機に、事業本部制を機能別組織経営に改正し、モビリティ分野をビジネスの中核として据える中期経営計画を策定した。タイヤ・自動車用部品というモビリティに関わるビジネスを中核とする新たな経営体を表す社名に変更する。

同社では、事業に携わる「誇り」と「責任」を持ち、グローバルにTOYO TIREを本物のブランドにしていく「覚悟」を社名に冠するとしている。

免震ゴムの不正などで同社の企業イメージが悪化していることも社名変更の狙いと見られる。

《レスポンス編集部》

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