軽乗用車同士が出会い頭衝突、一方のクルマは電柱にも突っ込む

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23日午前9時ごろ、岐阜県岐阜市内の市道で、交差点を進行していた軽乗用車同士が出会い頭に衝突。一方のクルマは路外の電柱にも突っ込んだ。電柱に突っ込んだクルマは大破。運転者が死亡している。

岐阜県警・岐阜中署によると、現場は岐阜市芥見嵯峨付近で車線区別のない幅員約4mの直線区間。交差点に信号機は設置されていない。2台の軽乗用車は減速しないまま交差点へ進入し、直後に出会い頭で衝突した。

衝突の弾みで一方のクルマは路外に逸脱し、右側面部から電柱に衝突して大破。運転していた関市内に在住する22歳の女性は近くの病院へ収容されたが、全身強打でまもなく死亡した。もう一方のクルマを運転していた岐阜市内に在住する41歳の男性にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)容疑で事情を聞いている。

現場は見通しが若干悪い区間。死亡した女性のクルマが優先側であり、男性側に一時停止義務があった。警察では一時停止無視や安全確認の怠りが事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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一時停止看過による出会い頭衝突。相手側のクルマが衝突の弾みで路外に押し出され、車体右側の運転席部分から電柱に突っ込んでしまうという不幸があった。
軽乗用車であっても前からの衝撃はエンジンルームで受け止める構造となっているが、側面からの衝撃吸収はまだ完全ではない。

《石田真一》

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