運転者も歩行者も「意図しない」事故---追突された左折待ちのクルマ、集団登校の小学生に突っ込む

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8日午前7時50分ごろ、福岡県筑紫野市内の県道で、交差点を左折しようと一時停止した乗用車に対し、後続の軽乗用車が追突。弾みで乗用車が信号待ちをしていた集団登校中の小学生に突っ込む事故が起きた。5人が負傷している。

福岡県警・筑紫野署によると、現場は筑紫野市阿志岐付近で片側1車線の直線区間。交差点には横断歩道と信号機が設置されている。乗用車は左折しようと一時停止したところ、後ろから進行してきた軽乗用車が追突。乗用車は弾みで歩道内に進入し、信号待ちをしていた集団登校中の小学生に突っ込んだ。

この事故で登校中の児童4人と、保護者として付き添っていた50歳の女性、乗用車を運転していた24歳の男性にケガはなかったが、追突してきた軽乗用車を運転していた61歳の女性が打撲などの軽傷を負い、近くの病院へ収容されている。

現場は見通しの良い区間。警察では追突してきた軽乗用車の前方不注視が事故につながったものとみて事情を聞くとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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交差点を右左折しようとハンドルをわずかに切った状態で止まっていた際、後続車に追突されると「運転者が意図しないまま」にこうした事故へ発展することもある。歩行者側にとっても「意図しない方向からクルマが突っ込んでくる」ということになり、回避するのは難しい。

進行方向へ素早く向かうためにやってしまいがちなのだが、曲がるその瞬間までハンドルは切らないことをお勧めしたい。

《石田真一》

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