住友ゴム、営業益27.9%減…タイヤ販売好調も原材料価格が高騰 2017年1-9月期決算

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住友ゴム工業(イメージ)
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住友ゴム工業は11月8日、2017年1~9月期(第3四半期累計)の連結決算を発表。主力のタイヤ事業で販売が堅調に推移し増収となったが、原材料価格高騰などにより各利益項目は減益となった。

国内向けタイヤは、市販用・新車用ともに、低燃費タイヤを中心とする高付加価値タイヤの販売数量増加により、売上収益は前年同期を上回った。海外向けも市販用タイヤは北米を中心に販売数量が増加、新車用タイヤも中国をはじめブラジルやトルコでも納入を拡大できたことに加えて、欧州においても増販となり、売上収益は前年同期を上回った。しかし、原材料価格の高騰の影響などにより、事業利益は減益となった。

その結果、売上高は同15.7%増の6183億1100万円、事業利益は同28.2%減の302億7200万円、営業利益は27.9%減の300億3900万円、四半期利益は同38.1%減の169億8500万円だった。

通期業績見通しは、売上高8600億円(前期比+13.7%)、営業利益630億円(-14.0%)、純利益410億円(-0.9%)とした前回予測を据え置いた。

《纐纈敏也@DAYS》

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