世界有数の電池メーカーで、自動車事業も手がける中国のBYDは10月29日、2017年第3四半期(7~9月)の決算を発表した。
同社の発表によると、2017年第3四半期の売上高は288億9525万元(約4938億円)。前年同期に対して、3.7%増だった。
一方、2017年第3四半期の純利益は、10億6852万元(約183億円)。前年同期に対して、23.9%の減益となっている。
大幅な減益となった大きな要因が、新車販売の落ち込み。自動車部門のBYDオート(比亜迪汽車)が、中国政府の補助金の縮小により、EVやプラグインハイブリッド車(PHV)のエコカー販売が減少した影響を受けた。
2016年のBYDオートの中国における電動車両の販売台数は、およそ9万6000台。中国電動車市場において、シェア1位となっている。