スズキ、バイオポリカーボネートの開発・実用化で市村産業賞を受賞

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スズキは、「高外観樹脂材料の開発と無塗装材着部品への適用」で第49回「市村産業賞 貢献賞」を受賞したと発表した。

市村産業賞 貢献賞は、リコー創業者 市村清氏の発案により、新技術開発財団が主催する賞。科学技術の進歩と産業の発展を対象として、産業分野、学術分野で多大なる貢献をした個人またはグループを表彰する。スズキとしては、1985年度の「オートバイのエキセントリックカム式リヤーサスペンションの開発」、2004年度の「排気マニホールド用バナジウム添加耐熱鋳鉄の開発」、2008年度の「低価格・低環境負荷を実現した高速めっきシステムの開発と実用化」に続き、今回で4度目の受賞となる。

今回スズキが受賞した「高外観樹脂材料の開発と無塗装材着部品への適用」では、樹脂材料「バイオポリカーボネート」を開発し、これに材料着色技術と構造設計技術を合わせて自動車内装部品で実用化したことが評価された。材料着色でありながら、塗装に匹敵する光沢感のある高い外観の品質を実現し、塗装と比べて揮発性有機化合物(VOC)排出削減など環境負荷の抑制にも貢献している。スズキは同技術を、『ハスラー』のインパネガーニッシュや『ワゴンR』のオーディオガーニッシュ等、内装部品への採用を拡げている。

《纐纈敏也@DAYS》

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