7月の企業倒産件数、4か月連続マイナスの765件…帝国データバンク

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件数 負債総額の推移
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帝国データバンクが発表した2015年7月の企業倒産件数は前年同月比9.4%減の765件で、4か月連続のマイナスとなった。

負債総額は同7.7%増の1241億5700万円で、3か月ぶりに前年同月を上回った。

業種別では、7業種中5業種が前年同月を下回った。なかでも、小売業(151件、前年同月比17.0%減)をはじめ、建設業(155件、同15.8%減)、卸売業(118件、同10.6%減)の3業種が前年同月比2ケタの減少率を記録した。一方、運輸・通信業(32件、同18.5%増)と製造業(103件、同1.0%増)の2業種は前年同月を上回った。

主因別の内訳は、「不況型倒産」の合計は646件(前年同月比8.1%減)となった。構成比は84.4%(前月82.7%、前年同月83.3%)と、前月を1.7ポイント、前年同月を1.1ポイントそれぞれ上回った。

負債額別では、負債5000万円未満の倒産は433件(前年同月比8.8%減)で、構成比は56.6%と、前年同月を0.3ポイント上回った。一方、負債10億円以上の倒産は23件(同43.8%増)に上った。資本金別では、個人経営と資本金1000万円未満の合計が441件となり、構成比は57.6%を占めた。

地域別では、9地域中6地域で前年同月を下回った。北陸(16件、前年同月比42.9%減)、四国(12件、同33.3%減)は前年同月比3割以上の大幅減少となった。一方、九州(57件、同42.5%増)や北海道(31件、同40.9%増)は前年同月を大幅に上回った。

《纐纈敏也@DAYS》

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