2日午前8時30分ごろ、大阪府高槻市内の名神高速道路を乗用車が逆走。順走してきた別の乗用車と接触する事故が起きた。人的被害はなかった。逆走車は74歳の女性が運転していたが、本線上でのUターンを認めているという。
大阪府警・高速隊によると、乗用車は名神高速道路の下り本線上でUターンして逆走を開始。直後に高槻市真上町6丁目付近で第3車線(追越車線)を走行していた際、順走してきた別の乗用車と接触する事故を起こしたが、そのまま走行を続けた。
同じ頃、利用者からの110番通報を受けた京都府警・高速隊のパトカーも下り線の捜索を開始。島本町付近で逆走車を発見してこれを抑止。運転していた京都府京都市内に在住する74歳の女性を保護している。
この事故で双方のクルマはドアミラーが損壊するなどして小破したが、双方の運転者にケガはなかった。警察では女性から道路交通法違反(事故不申告)容疑で事情を聞いている。
聴取に対して女性は「京都から滋賀方面に行こうとしていたが、途中で大阪方面に向かっていることに気づいてUターンした」などと供述しているようだ。警察では逆走認識の有無を含め、逆走に至った経緯を詳しく調べている。