豊田通商は、中国子会社の豊田通商(中国)が中国の特殊鋼鋼板製造会社である常熟宝升精冲材料に資本参加することで合意したと発表した。
豊田通商では、中国の自動車用特殊鋼鋼板の需要拡大と、日系や欧米系自動車部品メーカーの現地調達ニーズに対応するため、常熟宝升の発行済株式の5%を取得する。
中国は、世界最大の自動車市場で、同国の自動車生産台数は2020年に3000万台に増えると予測されている。今回、豊田通商が資本参加する常熟宝升がある華東地区は、自動車部品産業が集積しており、自動車部品向けに耐久性の高い特殊鋼鋼板の需要拡大が見込まれている。
常熟宝升は、上海宝鋼国際経済貿易が筆頭株主で特殊鋼鋼板の生産能力が年間10万トン。