ミシュランは、グループ元最高責任者である、フランソワ・ミシュラン氏が89歳で死去したと発表した。
フランソワ・ミシュラン氏は、創業者・エドワード・ミシュランの孫で、息子である故・エドワール氏に経営を譲るまでの47年間、ミシュランの最高経営責任者を務めてきた。
この間、研究開発センターの新設、1960年から1980年までの間、欧州に30工場を新設、ラジアルタイヤ技術などによって、ミシュランを成長させてきた。1970年代には北米に工場を新設、1990年には北米最大ブランドのBFグッドリッチを買収し、ミシュランを世界一のタイヤメーカーに育ててきた中興の祖とされる。
現在、ミシュラングループの最高経営責任者である、ジャン=ドミニク・スナール氏は「グループの社員を代表して、価値感、信念、ビジョンの素晴らしさにより広く尊敬されているこの並外れた人物を偲び哀悼の意を表する」とコメントしている。