アイルランドの格安航空会社(LCC)、ライアンエアーは11月27日、パイロット用情報端末「エレクトロニック・フライトバッグ(EFB)」の導入を発表した。
操縦士は、従来の紙マニュアルの代わりとして、タブレット端末「iPad」を使用する。iPadアプリ「ボーイング・オンボード・パフォーマンス・ツール(OPT)」により、最新の状態に更新されたマニュアルの閲覧、フライトの離着陸性能計算などが可能となる。
環境に配慮する取り組みの一環として、ライアンエアーは操縦室から紙文書を一掃する方針。今後数カ月で、コックピットから約15kgの紙マニュアルを排除し、燃料削減、年間1000万ページ以上の紙資源節約を目指す。