香港空港管理局、2013年度の決算・航空取扱量を発表

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ロ・ジーチョン財務部門エグゼクティブディレクター
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香港空港管理局は6月25日、2013年4月から14年3月までの会計年度の決算・航空取扱量を発表した。

空港運営事業とリテール事業が好調だったことから、収益は前年度比12.8%増の148億1000万HKドル(約1940億円)、利益は同14.9%増の64億5400万HKドル(約847億円)、EBITDA(金利・税金・償却前利益)は同12.3%増の99億3800万HKドル(約1300億円)だった。

香港国際空港の航空旅客数は前年同期比6.1%増の6070万人、航空機発着回数は同6.3%増の37万7476回で、過去最高を記録。貨物取扱量も同3.4%増の420万トンとなり、世界一取扱量が多い空港の座を4年連続で維持している。

空港から中国本土への移動サービスも堅調。珠江デルタ各都市へ向かうフェリー利用者は同1.7%増の270万人、バス利用者は同1%増の200万人を記録した。

ロ・ジーチョン財務部門エグゼクティブディレクターは13年4月~14年3月会計年度の実績に「大変満足している」としながら、14年4月~15年3月会計年度の見通しは、小売市場の不振、営業費用の増加、空港容量強化を目的とした投資の継続といった多くの困難が待ち構えていると予測する。

《日下部みずき》

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