20日施行「自動車運転処罰法」初適用、飲酒運転起因の事故で男逮捕

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20日午前3時40分ごろ、埼玉県蕨市内の市道を走行中のワゴン車が対向車線側へ逸脱。対向車線のタクシーと正面衝突する事故が起きた。この事故でタクシーの2人が負傷。警察はワゴン車を運転していた男を自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)の現行犯で逮捕した。

埼玉県警・蕨署によると、現場は蕨市塚越5丁目付近で片側1車線の緩やかなカーブ。ワゴン車は左カーブを曲がりきれずに対向車線側へ逸脱。対向車線を順走してきたタクシーと正面衝突した。

この事故でタクシーを運転していた川口市内に在住する53歳の男性と、客として後部座席に同乗していた21歳の女性が打撲などの軽傷。ワゴン車を運転していた同市内に在住する蕨市内に在住する41歳の男からは酒気帯び相当量のアルコール分を検出しており、警察は自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)の現行犯で逮捕している。

聴取に対して男は「1人で酒を飲みに行った。飲酒後に事故を起こしたことは間違いない」などと供述しており、警察は飲酒した場所や量の特定を急ぐとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

自動車運転処罰法は、これまでの自動車運転過失傷害罪や危険運転罪(いずれも刑法)を引き継ぐ特別法。飲酒や薬物影響による事故の厳罰化が盛り込まれており、20日午前0時から施行された。

《石田真一》

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