NTTドコモ・ベンチャーズは13日、警備用自律走行ロボットの米Knightscopeへ出資したと発表した。Knightscope社が実施するシードラウンドに参加して、NTTドコモ・ベンチャーズが運用するファンドを通じ、今回のラウンドでの最大の出資を実施したという。出資金額は明らかにしていない。
米国カリフォルニア州サニーベール市に本社を置くKnightscope社の自律走行型マシン『K5』は、カメラ、各種センサー類を搭載し周囲の状況を把握できる。K5にて収集したデータに、ソーシャルサービスから得られるデータを追加し、リアルタイムに状況を分析できるソフトウェアをあわせて開発、提供する予定だ。
このK5は各種犯罪を未然に予測し防止する警備用自律走行ロボットとして使用することを目的としており、ショッピングモールやイベントスペースなど比較的広域なエリアでの利用を想定している。Knightscope社の取組みは、NTTグループの安心・安全に関わるビジネスや、M2Mの分野へ貢献するものと期待しているという。