死亡ひき逃げで逮捕の男、「人ではない気がした」として容疑否認

自動車 社会 社会

23日午前2時ごろ、埼玉県鴻巣市内の市道で全身から血を流した状態で路上に倒れている男性を通行人が発見。警察に通報した。男性はひき逃げされたとみられ、収容先の病院で死亡。警察は後に33歳の男をひき逃げ容疑で逮捕している。

埼玉県警・鴻巣署によると、現場は鴻巣市松原5丁目付近で車線区別のない幅員約4.5mの直線区間。現場を通りかった新聞配達員が全身から血を流しながら路上へ倒れている男性を発見。警察に通報した。

男性は近くの病院へ収容されたが、腰の骨折や出血性ショックなどが原因でまもなく死亡。後の調べで東京都調布市内に在住する57歳の男性と判明している。

受傷状況から警察では車両にひき逃げされたものと判断して周辺での捜索を開始。現場から約2km離れたコンビニエンスストア駐車場で前部に衝突痕のある不審な乗用車を発見し、このクルマに血痕の付着も確認できたことから、運転していたさいたま市岩槻市内に在住する33歳の男を自動車運転過失致死や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

聴取に対して男は「何かに乗り上げた気はするが、人ではなかった」などと供述。容疑を否認しているようだ。警察では男を厳しく追及するとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース