スカイマーク、航空機材増加や燃料コスト上昇で赤字転落…2013年4-12月期決算

航空 企業動向

スカイマークが発表した2013年4-12月期(第3四半期)決算は、営業利益が1億8100万円と赤字に転落した。

売上高は前年同期比0.8%減の652億5000万円と微減だった。

就航路線の見直しで提供座席数が同0.8%減となったが、収益性の高い路線にシフトしたため、旅客数は同0.2%減、旅客収入が同0.3%減にとどまった。しかし、割引運賃「フリー運賃」の販売比率上昇で取消手数料が大幅に減少し、全体の売上げは小幅減収となった。

損益では、航空機数増加や円安に伴う航空機材費の増加、エアバスA330-300型機導入に伴う運航乗組員訓練費の増加、航空機燃料価格上昇に伴うコスト増などの影響で、経常損益は19億1600万円の赤字だった。当期純利益は同94.4%減の2億3000万円となる見通し。

通期見通しは、一部の幹線・地方路線で競合他社との競争が激化したことにより旅客数が想定していた計画数を下回っているため、売上高は前回予想より47億0900万円マイナスの863億9000万円となる見込み。

営業損益は43億3600万円マイナスの20億3600万円の赤字に下方修正した。当期損益も20億円の黒字を予想していたが10億3100万円の赤字となる見通し。

《レスポンス編集部》

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