タタ、新開発の次世代ガソリンエンジン「REVOTRON 1.2T」を発表

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タタの新エンジン REVOTRON 1.2T
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インドのタタ・モーターズは20日に、新開発したガソリンエンジン「REVOTRON」シリーズの初の製品である『REVOTRON 1.2T』を発表した。

今回のREVOTRON 1.2Tは、1.2リットルのインタークーラー付きマルチポイント噴射式ターボエンジン(MPF)で、最大出力85ps/5000rpm・最大トルク140Nm/1750~3500rpmの性能を備えている。8ホールのマルチポイント噴射と、電子制御によるドライブ・バイ・ワイヤ方式の導入が特徴だ。

タタでは、新エンジンを開発するために、オーストリアのエンジン・コンサルタントであるAVL社、ボッシュ、ハネウェル、マーレ、INAなどの技術パートナーと緊密に協力。たとえば、ウォーター・ジャケットとヘッド・ガスケットの設計には数値流体工学(CFD)を応用して、高効率のために最適な熱慣性が得られるように考えられている。

新エンジンを発表したタタ・モーターズの乗用車事業部のランジット・ヤダブ社長は、「新エンジンのREVOTRONという名称は革命のrevolutionとフランス語のバランスを意味するtronelを合わせた造語だ。燃料効率を犠牲にせず、最高の性能とフィーリングを発揮できる新エンジンを象徴している」という。

《山内 博》

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