独自動車部品大手のZFは、アクスルの組立生産拠点を拡大を図り、ケダ州クリムに国内組立生産(CKD)工場を開設した。
新工場はBMWやイノコムなどへの供給量を増加するために開設された。工場の面積は10万平方メートル。従業員数は74人。生産されたフロント及びリア・アクスルは「BMW」及び「ミニ」に搭載される。
ZFは今後は高級車メーカーへの供給を増加させる計画で、現在数社と交渉を行っていると明らかにした。タイにも5年前に工場を設立、BMW、メルセデス・ベンツ、フォード、ゼネラル・モーターズなどに部品を供給しているが、マレーシア工場も同様に高級車メーカーに供給できるようになると期待している。
ZFは世界に16カ所工場を持つ。うちアジア太平洋域内でアクスルのCKDを行っているのは8カ所となっている。