8日午後10時30分ごろ、群馬県高崎市内にあるJR上越線の踏切で、警報機や遮断機が作動した後に踏切内へ進入してきた軽乗用車と、通過中の特急列車が衝突する事故が起きた。この事故でクルマを運転していた36歳の男性が重傷を負っている。
群馬県警・高崎署によると、現場は高崎市中尾町付近。踏切には警報機と遮断機が設置されている。軽乗用車は遮断機が作動した後、踏切内へ強引に進入。進路を遮断機に塞がれて立ち往生していたところ、通過してきた下り特急列車(上野発/前橋行き、7両編成)と衝突した。
クルマは軌道外に押し出されて中破。運転していた36歳の男性は頭部強打の重傷を負い、近くの病院へ収容されている。列車の乗客乗員22人にケガはなかった。
警察では強引な踏切進入が事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。