10月26日に開催を予定する「WE RIDE 三宅島エンデューロレース」(主催:NPO法人三宅島スポーツ振興会・三宅村)のレースコースがわかった。
今年は、コースの中に雄山中腹に位置する環状林道を一部使う予定。林道走行中はイエローフラッグ(黄旗表示区間)で、減速、追い越し禁止となる。全長6km。そのうち林道が使われるのは約320m。
七島展望台を中心とする南エリアと北エリアを分断するように、自然公園法の第一種特別地域が指定されているため、回避コースとして環状林道の使用が浮上した。
全体のコースレイアウトは好評だった昨年とほぼ同じ。伊豆諸島を望む七島展望台から太平洋を見下ろす絶景を一気に下るポイントは、今回も健在だ。溶岩帯独特のサンドライドを感じながら、立ちふさがる巨大な溶岩石を巧みに避けるコース選択が勝敗の鍵を握る。
レース参加者の一人は、コース決定についてこう語った。
「昨年は第一種特別地域を一時的に解除したコース設計になっていたが、そのエリアは小排気量車では走破できないほどの難所だった。林道を使うことで、より参加しやすく、おもしろいレースができると思う」
国際A級とB級ライダーを対象としたエキスパートクラス(オープン)、初心者を中心としたチャレンジクラス(150cc/250cc/オープン)、チームで参加するチームクラス(オープン)があり、80チーム80台の参加を予定する。
全クラス一斉スタートで、150分でどれだけ速く、長く走ることができるかを競う。