第36/37次長期滞在クルーの3人を乗せたソユーズTMA-09M宇宙船(35Sミッション)が、日本時間5月29日11時10分に国際宇宙ステーション(ISS)へ無事ドッキングした。
第36次/第37次長期滞在クルーのメンバーは、フョードル・ユールチキン宇宙飛行士(ロシア連邦宇宙局所属、ソユーズコマンダー兼第36次長期滞在フライトエンジニア兼第37次長期滞在ISSコマンダー)、カレン・ナイバーグ宇宙飛行士(NASA所属、第36/37次ISSフライトエンジニア)、ルカ・パルミターノ宇宙飛行士(ESA所属、第36/37次ISSフライトエンジニア)の3人。
3人は日本時間2013年5月29日午前5時31分にロシアのソユーズ-FGロケットによりカザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、平均高度約415kmにてISSとドッキング。同5月29日13時14分にハッチが開けられ、3人はISSに入室した。それを第35次/第36次長期滞在クルーのパベル・ビノグラドフ宇宙飛行士らが迎え入れ、ISSの第36次長期滞在クルー6人体制が開始された形だ。
35Sミッションは、第36/37次の3人を運ぶと共に、新しいソユーズTMA-09M宇宙船を国際宇宙ステーション(ISS)に届けるミッションである。また、ロシア、米国を初めとするISS参加国の物資として、クルーの荷物、消耗品や新鮮な食料を含む補給品、実験装置なども運んだ。なお、ISSへ打ち上げられるソユーズ宇宙船としては、ミッション名にあるように35回目である。
また、バックアップクルーとしてバイコヌール宇宙基地で控えていた若田宇宙飛行士ら第38次/第39次長期滞在クルーはその大任を解かれた形だ。
35SソユーズTMA-09M宇宙船は日本時間11月12日にISSから分離し、同日に帰還する予定である。