プリンセス・クルーズは、客船ラインアップとして新たに投入される「ロイヤル・プリンセス」を、ケンブリッジ公爵夫人キャサリン妃殿下が命名すると発表した。命名式は6月13日に英サウサンプトンで行われ、1週間にわたる一連の就航記念式典の目玉となる。
式典では、英国の伝統に基づいた命名式として、新造船誕生の祝福、イギリス海兵隊の音楽隊による演奏やアイルランド近衛連隊のバグパイプ演奏、現代的な催し物も盛り込んだ華やかなセレモニーが開かれる。
プリンセス・クルーズのアラン・バクルー社長兼CEOは「ケンブリッジ公妃殿下が式典への招待を快諾され、ロイヤル・プリンセスの名付け親となっていただけることを大変光栄に思う。新造船が公妃殿下のもとでデビューすることを、心より嬉しく思うとともに、英国にもゆかりのある企業として、英国への敬意を表す上でこれ以上にない祝賀になる」とコメントしている。
ロイヤル・プリンセスは6月7日、サウサンプトン・オーシャンターミナルに到着する。その後、12日夕方に行われるガラ・パーティなど、顧客や旅行会社向けのイベントが開始される。就航記念式典は6月16日に出航する処女航海で終了する。
ロイヤル・プリンセスは、乗客定員3600人の次世代客船で、社交の中心となる広々としたアトリウムや、最上階デッキに設置された長さ8.5メートルのガラス張りフロアで海上散歩が楽しめるシーウォーク、プールサイドには、水の上に浮かんでいるかのような豪華なプライベート・カバナがある。
また、新しいプリンセス・ライブ・テレビスタジオや、海上で最大規模を誇るペストリー・ショップも設置。シェフズ・テーブル・ルミエールでは、乗客を光のカーテンで包み込み、プライベートな雰囲気でダイニングが楽しめる。すべての海側客室はバルコニー付きとなる。
ロイヤル・プリンセス就航記念の一環として、命名式の前後に短いプレビュークルーズが2回行われる。処女航海後、今年夏には地中海グランドクルーズ、秋からは東カリブ海クルーズが予定されている。