日通、日本~中国華東間で、ドアtoドア一貫輸送サービスを開始

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RORO船(参考画像)
  • RORO船(参考画像)

日本通運は、日本と中国華東地区間にロールボックス単位で貨物を輸送するドアtoドア一貫輸送サービス「アローボックス・チャイナ」を3月から開始する。

大阪府内と上海市内間を結ぶ区間で先行販売し、顧客の需要に合わせて順次、全国で取扱いを始めていく予定。

同様のサービスを2006年8月に販売開始していた。今回、ロールボックス自体の中国側通関、検疫手続きをより簡素化することで、従来サービスと比べてリードタイムを2日短縮、大阪府内の集荷先から上海市内までを最短5日で結ぶ高速サービスを実現した。

使用するロールボックスは、日通が日本国内の路線便や企業間物流、引越しサービスなどで使用しているキャスター付きのスチール製輸送容器で、小ロットの輸送に適している。集荷先から配達先まで専用カバーで被われた状態で一貫輸送するため、簡易梱包によるダメージ、盗難などの防止に効果がある。

このロールボックスを、集荷先から同社の路線便であるアロー便を利用して、博多港に集約、博多~上海間を同社子会社の上海スーパーエクスプレスが運航する高速RORO船と結びつけることで、航空便並みのリードタイムを実現する。

また、国内輸送料と日本側輸出通関、海上運賃、中国国内輸送料を、すべて含んだわかりやすいパッケージ料金を1ボックス単位で設定している。

将来的にはこのサービスの集荷先を日本全国へ広げ、配達先についても上海以外の華東主要都市へ拡大していく予定。

《レスポンス編集部》

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