ドコモのドライブネットは、スマートフォン用のナビアプリだ。会場のドコモブースでは、スマートフォンやタブレットの実機デモのほか、電装品もリモートで制御するシステムも参考展示されていた。
ドライブネットは、スマートフォンをカーナビとして機能させるアプリだが、類似のアプリやサービス、据え置きカーナビと比較しての特徴は、しゃべってコンシェルの機能と連動できることだろう。しゃべってコンシェルの音声認識やガイダンスは、国内で開発されたとあって、iPhoneのSiriより実用度を評価する声もある。
アプリの利用は無料だが、しゃべってコンシェルの検索対象や会話の解析に、ルートガイドや目的地検索にチューンされたデータを利用できる有料サービス(月額315円)もある。専用クレードルにはGPSアンテナ内蔵のものも用意されており、測位精度も据え置きカーナビに遜色はないという。
そして、現在開発中というのが車のドアロックや灯火類、オーディオ機器もスマートフォンで制御できるようにするというカーナビアプリだ。自動車のハードウェアを制御するため、ブースのスタッフによれば、市販のスマートフォンというより、メーカーやディーラーオプションのような形で車ごとに提供される形になるだろうとのことだ。
保安基準やセキュリティの問題は伴うが、車の電装品について共通インターフェイスが公開されれば、連動アプリやインフォテインメント機器のアフターマーケットもにぎわいそうだ。