ESA(欧州宇宙機関)が発表した2012年11月13日と14日の両日に起こった皆既日食のカラフルで独特の描写は、太陽が地球を見つめているようにも見ることができる。
この画像は地上で撮影されたイメージ(青い色のリング)とESAのプローバ-2からの眺め(擬似カラーの中央部のディスク)、そしてESAとNASAのSOHO人工衛星からの画像(背景)を合成したものである。
磁場の線と流線のループが地上で撮影された白色光のイメージにくっきりと見え、太陽風がそれらの呼び物を宇宙に吹き出すと共に、SOHOからの広い視野の映像の中にこぼれ落ちている。
地上で撮影されたイメージと宇宙からもたらされたイメージの結合は、実際には見ることの困難な太陽の大気の領域の確認や、皆既日食の束の間の瞬間にしか見えないものを可視化した。